「No.37.株を買うなら最低限知っておきたい、ファンダメンタル投資の技術」
「No.37.株を買うなら最低限知っておきたい、ファンダメンタル投資の技術」 足立武志著を読みました。
この本を読めば、決算短信や有価証券報告書からファンダメンタル分析を行えるようになります。
個人投資家が株を購入する際の鉄則は、
「上昇トレンドの時に安く買うこと」
「下降トレンドになったらすぐ売ること」です。
なぜなら株式市場には先見性があるからです。
これは株価には将来の利益を生み出す力が反映されているという考え方です。
株価が上がり始めたら買う、下がり始めたら売るというスタンスは崩さないほうがいいです。
もちろん、他にも株価を買う時に考慮するポイントはあります。
例えば。
PER。
PERは株価/一株の予想当期純利益で求められます
PBR。
PBRは株価/一株あたりの純資産で求めることができます。
これらの項目を使うことで、将来の株価、今の株価、株主からの評価を知ることができ、株価の予測に役立てることができます。
しかし優先順位は株価です。
例えば、PERの例を考えてみましょう。
。この一株の予想純利益は四半期ごとの決算短信で値を参照しています。
つまり、四半期ごとしか予想できません。一方、株価は急落することもあります。(DeNAのキュレーションメディア事件、東芝の倒産など)
ここで四半期前に出された値を参照したPERを判断基準にできません。
というわけで、株を買う時はレーダーチャートは見るようにしましょう。余裕がある方は日経新聞も毎日読むといいですね。