別に意味なんてない

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No.44「トリプルメディアマーケティング」

トリプルメディアマーケティング

 

○概要

インターネット社会でどのようにして消費者に情報を届け、商品を買ってもらうかについて書いた本です。前半部分の消費者にどのようにして消費者に情報を届けるか、はインターネットの出現によって変わった消費者の情報のタッチポイントをペイドメディア(広告)、オウンドメディア(自社運営メディア、例えばコーポレートサイトやブランドサイトなど)、アーンドメディアに分類し、その活用方法について論じています。

 

○感想

  • この本の内容で記載がなかった点について

この本の中では自社メディアの重要性を強調していますが(2010年に出版されている本なので、今でいうインフルエンサーのような人はいなかったと考えられます)、近年ではインフルエンサーと呼ばれる、消費者の理想を体現した人が宣伝している商品を買う、という消費傾向も見られています。そのような中で、従来のように、商品情報(値段、商品の性能、など)をコーポレートサイトやブランドサイトで調査して購入する人は少なくなっているのではないか、と感じました。このような消費行動の変化に対応して、リッチコンテンツ(写真や動画)を使ったマーケティングの重要性や、インフルエンサーを活用したマーケティング手法の需要が高まっているように感じました。

  • なるほどと思った点について

多くの人に情報を届けるためための、社会事化、仲間事化、自分事化、というフレームワークと、事例紹介が参考になりました。中でも特に参考になったのは資生堂の事例です。「日本の女性は美しい」というテーマを打ち出し、日本の女性は綺麗と海外の人から言われるのに海外のモデルばかりがTVに出るようになっていた状況への違和感や不安感を捉え(社会事化)、「日本の女性」という言葉で日本人女性全体を巻き込んだ(仲間事化、自分事化)企画なんだなと感じました。また日本人女性は海外の人からよく美しい黒い髪を褒められるそうなので、髪にフォーカスを当てたCMの内容に納得感があった事もブームになった要因の一つなのではないかと感じました。