No. 32「物欲のない世界」
No. 32「物欲のない世界」
物欲のない世界、菅村正信を読みました。
世界の消費の動向となぜそのような消費動向になっているのかを経済的要因から説明している本です。
最近は消費に意味を持たせる傾向にあるそうです。ものを持たない生活、人とのつながりを大切など、自分の価値観と一致するものに人はお金を使います。この傾向は若者だけでなく、大人、老人にも共通した傾向であるそう。
中でも人気なのはアメリカのポートランドのようライフスタイル。朝には地元のコーヒーショップに行き、昼間仕事をした後には仲間と海でサーフィンをする。
週末は家族との団欒の時間。
仲間や家族など人とのつながりを大切にする傾向がこの間れているようです。果たしてそれはなぜなのか。
それ世界的な不況の中、給料が低くなってきているからでしょう。とくに若者の貧困化は先進国に共通の問題です。
そんな若者が自分の持つものの価値を自分なりに定義し、価値を再発見していくことは生産的な行動でしょう。
そしてこの傾向は大人や老人にも見られるそう。
この本を読んで自分の中に評価基準を持つってことは本当に大事だなぁ。と思った次第です。
好きな人、好きな景色、好きな服、好きな食べ物、好きな場所。
楽しくないといい生活とは言えないと思うので。