3日坊主の英会話

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No 21「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 ゲリーマグゴナガル著を読みました。

 

この本はストレスは体に悪いという思い込みを覆してくれるものです。私はプレッシャーに弱いです。しかしこの本を読んでからはプレッシャーは自分が成長しようと努力しているからこそ感じるものだと考えることができるようになりました。ストレスは体に悪いものでなく、自分の成長を助ける効果もあることに気が付いたからです。このようにポジティブにプレッシャーを捉えることができるようになったことで以前よりもプレッシャーに弱いと感じることは少なくなりました。

 

なぜ、この本を読んで、私のプレッシャーに対する認識は変わったのでしょうか。それはこの本が心理学における理論を用いてるからです。そのため私たちの中にあるマインドセットを変えることがどれだけ私たちの生活にいい影響を与えるかに納得することができます。

 

この本に書かれてることは大きく分けて三つです。一つはストレスが体の中でポジティブに作用している側面、二つ目にストレスに対して体はどのように反応するか、最後にストレスとどのように向き合えば私たちはストレスを味方につけることができるのかについてです。中でも、困難な目標に直面した時の私のストレスの感じ方について大きく影響を及ぼした例について紹介します。

 

その前に一つ質問があります。ストレスに対してあなたはどのようなイメージを持っていますか。ストレスは体に悪い、ストレスを溜めすぎるとうつ病になる、などネガティブなイメージを持っていませんか。一方でプロのスポーツ選手が試合の前日会見において緊張はするものの、試合をすることに対してワクワクしているとコメントしていることを聞いたことはありませんか。例えばウサインボルト選手はこのリオ・オリンピックの期間中、プレッシャーのせいか他の選手に追いかけられる夢を見ていたそうです。しかし彼は今まで世界選手権やオリンピックのような重要な大会においてシーズンベストを出し、優勝してきました。つまり、「俺はできる」という思いが彼の中にあったことが推測されます。結果、彼はシーズンベストで優勝を果たしオリンピック3連覇を達成しました。

 

この例から私が言いたいことは、人間にはストレスに対して打ち勝つ力が備わっているということです。科学的にもストレスには集中力やあきらめない力を生み出す体の成分を生み出す効果があることが実証されています(この本の本文参照)。人はストレスを感じた時に誰かをいたわったり、逆境をチャンスだと捉えたりすることで、困難に立ち向かう力を得ることができるのです。ストレス反応の中には、困難から逃げるものもあります。これは原始時代にはライオンなどに襲われることがあったために必要な反応でした。その名残で今も残っています。

 

この本ではストレスのいい面に目を向けることを勧めています。なぜなら自己肯定感や達成感を味わうことで、幸福感を感じることができるからです。もちろん人生にはあらゆる辛く苦しいことがありますが、「これを乗り越えれば成長できる」、「これができたらこの人の悩みを解決することができる」と考え、自分がしていることと社会という自分よりも大きなものとのつながりを見つけることができた時、人はそれを自分が成す意味を見つけることができ、困難に立ち向かう力が湧いてくるそうです。

 

あなたが今、とても難しい局面にいるなら、読んで後悔しない本です。