3日坊主の英会話

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No. 18「自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義」

自分の価値を最大にする ハーバードの心理学講義 ブライン R リトル(児島修 訳)

を読みました。

 

この本の内容は大きく四つに分かれます。

最初のパートは自分の性格について。

次のパートはモチベーションについて。

その次のパートはハーディネスと自分を追い詰めてしまう努力家の違いについて。

最後はクリエイティビティについてです。

 

どうすれば幸せなのかを考えるためには他の人からの印象である社会的な自分だけでなく、自分が見ている自分についても深く知る必要があると感じました。

 

私たちの行動指標となっているものには、

遺伝的動機

社会的動機

パーソナル目標

の三つがあります。

社会的自分の評価に直結してるものは社会的動機です。社会的動機とは社会から求められる要求を満たすことであり、例えば、会社に朝の10時までに出社する、毎日朝礼を行う、というようなことが例としてあげられます。これを守らなければ社会人としての自信の評価の低下を招くことになります。

 

遺伝的動機とは自分が生来持っている欲求です。この本で紹介されるものを例にとれば、内向的な性格の人が家で一人机に座り読書を行うことなどがあげられます。これはその人の持つ性格によって変わります。

 

最後にパーソナル目標はその人の人生の目標です。例えば、1000万円の年収を稼ぐ、自分の会社を持つ、といったことがあげられます。

 

この本の著者によれば、人は生来生まれ持った性格にそぐわない行動でもパーソナル目標の達成のためであれば、とることができると主張しています。

この教授は内向的な教授だそうですが、大勢の生徒の前では大きな声で話し、人を惹きつけるような堂々とした立ち居振る舞いをすることができます。自身の仕事の遂行のために、自分とは違うパーソナリティを演じることができるのです。

 

しかし、自分の生来の性格に合わない行動をとることは身体に負担のかかることです。そのために休息をとる必要性を語っており、パーソナリティにあった行動をとることを勧めています。例えばこの教授であれば午前と午後の授業の合間に個室のトイレで休んでいたそうです。

 

他人から見ればそのひとがどんな目標を持ってその行動をとっているのかどうかはわかりにくいことであると感じています。この傾向は年をとればとるほど強くなっていくもののように思えます。しかし、ある行動がこの三つの動機のすべてを満たすような場合は少ないことだと感じています。会社ではAの仕事をやれと言われているけど、自分が実際にやりたいことはBの仕事で、そのBの仕事は自分の将来のこんな目標を達成するためにあります。みたいな状態はよくある話なのではないでしょうか。つまり、他人からは幸せだと思われている人が実は自分から見た自分は幸せではないと感じることはあり得る話なのではないかということです。

 

もちろん、この三つが満たされている仕事も多いとは思います。ただ今の自分は幸せなのかと疑問にもつ方がいれば、自分の状況を整理することに役立つと思います。