社会人1年目の夢想

社会で活躍したい、幸せになりたい、社会人一年目のブログ。読んだ本のレビューしたり、仕事をしながら感じることを書きます。酒よりもご飯が好き。でかい休みとって海外旅行行きたい。

No.14 「友情」

友情 武者小路実篤著を読みました。

 

主人公の野島とその親友大宮、と杉子の三角関係を描いた物語です。野島は自尊心が強く、盲目的に杉子を愛しています。大宮は野島のことを尊敬しており、杉子を愛する野島をアシストするため様々な行動をとります。しかし杉子は大宮を一目見た時から大宮のことが気になっていて。。。

 

という感じの展開です。なんとなく、どんな風になったかはわかるとおもいます。

 

友との固い友情を裏切ることになってしまった大宮ですが、友情のためにできる限りのことは尽くしました。その結果、野島を悲しませる、杉子との交際を選択したにせよ、そこに後悔はないことを語っています。その自尊真の強さそのままに、杉子を一直線に愛していた野島は杉子を失った悲しさに打ちひしがれたとはいえ、その悲しさを文学を追求するパワーに変えていくことを大宮への返信の手紙につづっています。

 

自分の孤独に神の存在を見た野島と、杉子という天使を手に入れた大宮。この二人がその境地に達したのは、二人が築いた友情の深さ故でしょう。

 

なんとなく、古典というと読みにくいような気がしてしまいますが、文体も現代語と同じですし、恋愛ものなので非常に読みやすいです。