社会人1年目の夢想

社会で活躍したい、幸せになりたい、社会人一年目のブログ。読んだ本のレビューしたり、仕事をしながら感じることを書きます。酒よりもご飯が好き。でかい休みとって海外旅行行きたい。

No 「ソロモンの犬」

「ソロモンの犬」 道尾秀介

 

大学生の秋内の先生の息子の死の謎を究明するミステリー。彼の仲間の京也、智佳、ひろ子との関係性も描きながら、大学で動物について研究をしている間宮と事件の謎に迫ります。

 

一つ一つの推理に論理性があり、特に犬の性質である負の強化を論拠にした推論は読みながら爽快感を感じました。とはいえ佳への恋心が物語の節々ににじみ出ており、ミステリーにはいらねえだろ!と突っ込みを入れていました。(何様)

 

ただあとがきを読むとその理由もわかりました。曰く、道尾さんの作風は人間の弱さを認める優しさがあると。この事件の犯人は高校教師をやめ、妻からは逃げられ、息子が死ぬ原因にもなってしまうような人なのですが、他の登場人物も何かしらの弱さを抱えています。このような構成を通して誰しもをフラットに受け入れることを試みていると指摘されていました。

 

恋心と謎解きで二重のドキドキを味わいたい方は是非。