社会人1年目の夢想

社会で活躍したい、幸せになりたい、社会人一年目のブログ。読んだ本のレビューしたり、仕事をしながら感じることを書きます。酒よりもご飯が好き。でかい休みとって海外旅行行きたい。

No.7「堕落論」

堕落論を読みました。

坂口安吾が書いたものです。日本の伝統的な常識から人間の本性について語っています。この常識は本性を抑圧するためにあり、戦後でアメリカが日本の自治に関わり、時代の転換期にある日本では、新たにこの本性を見つめ直すことがある、と安吾は訴えていると感じました。

 

天皇制を例に考えてみましょう。

天皇制を作った藤原氏は「みんなに従う」という日本人の特性を利用しました。天皇という存在をまつりあげ、天皇の命令に一番に従うことで、その絶対性を構築しました。この天皇の命令は藤原氏が伝えたものであり、自分の命令を自分が下すことより、自分の命令を他者に下させ、そこに権力者である自分が一番最初に従っていくことが大衆に最も影響力があることを知っていたのでした。

 

このように天皇制を確立できたのは、それまでの権力闘争の歴史に対する深い洞察があったからでしょう。権力闘争の歴史とはまさしく、人の欲望の戦いです。そこで逃げずに戦ったからこそ、人の本姓について知り、それを抑えるルールを構築することができたのです。

 

人性とは何か。考えさせられる本でした。