3日坊主の英会話

僕もサボってても英語できるようになりたいです!一緒に効率のいいやり方学びましょう!

No.39「人はなぜ傷つくのか」 秋田巌

No.39「人はなぜ傷つくのか」 秋田巌

 

人はなぜ傷つくのか、を読みました。

人が悲しんでいないのか、を考えてストレスを感じることが最近多いため、この本を手にとりました。

なぜ、傷つくのか、という問いについて掘り下げられているとは思いませんでしたが、傷に対する見方という面では、新しい視点を得られたと思います。

 

精神学分析の面から傷つくことを、何者か、になるためのトリガーとして捉えています。

その傷から逃れず、傷を克服し、自分の人生に意味を見つけた人を、何者かとして本書では捉えています。

 

何者として例に挙げられているのは、ブラックジャックドラゴンボールベジータヒミズの主人公などであり、いずれも絶望の淵に立地、もがきながら、やれることをやりきり、最後は自分の人生を受け入れるという共通点があります。

 

先日、卒業式シーズンに乗じてフェイスブックに回ってきたこの記事内のニーチェツァラトゥストゥラからの引用にも同様のことが書かれていると思います。

 

東大卒業式の式辞が深いと話題に「善意のコピペや無自覚なリツイート......」(全文)

http://www.huffingtonpost.jp/2015/04/08/tokyo-university-speech_n_7022498.html

 

結局、自分ができることにフォーカスして生きていくのみであるとまた確認したように思います。

 

「No.37.株を買うなら最低限知っておきたい、ファンダメンタル投資の技術」

「No.37.株を買うなら最低限知っておきたい、ファンダメンタル投資の技術」 足立武志著を読みました。

 

この本を読めば、決算短信有価証券報告書からファンダメンタル分析を行えるようになります。

 

個人投資家が株を購入する際の鉄則は、

「上昇トレンドの時に安く買うこと」

「下降トレンドになったらすぐ売ること」です。

 

なぜなら株式市場には先見性があるからです。

これは株価には将来の利益を生み出す力が反映されているという考え方です。

株価が上がり始めたら買う、下がり始めたら売るというスタンスは崩さないほうがいいです。

 

もちろん、他にも株価を買う時に考慮するポイントはあります。

 

例えば。

PER

PERは株価/一株の予想当期純利益で求められます

PBR

PBRは株価/一株あたりの純資産で求めることができます。

ROE

ROE当期純利益/自己資本で求められます。

これらの項目を使うことで、将来の株価、今の株価、株主からの評価を知ることができ、株価の予測に役立てることができます。

 

しかし優先順位は株価です。

例えば、PERの例を考えてみましょう。

。この一株の予想純利益は四半期ごとの決算短信で値を参照しています。

つまり、四半期ごとしか予想できません。一方、株価は急落することもあります。(DeNAのキュレーションメディア事件、東芝の倒産など)

ここで四半期前に出された値を参照したPERを判断基準にできません。

 

というわけで、株を買う時はレーダーチャートは見るようにしましょう。余裕がある方は日経新聞も毎日読むといいですね。

No.36「サーチインサイドユアセルフ〜仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践方法〜」

サーチインサイドユアセルフ〜仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践方法〜2016年、英治出版株式会社を読みました。

 

例えば仕事で重大なミスをしてしまったとき、私生活まで影響を引きずってしまう人、サッカーの試合中に一度トラップミスしたあとに、次のプレーでもまたトラップミスをしてしまう人、など感情のコントロールが苦手だなと思う人に読んでほしい本です。

 

なぜなら、この本は感情を自分の意のままに操るための方法を明確に示し、その方法の見に付け方まで教えてくれるからです。

 

その方法は

浮かんできた感情に注意を向けることです。

例えば、サッカー神奈川県高校サッカー選手県大会の決勝戦に進み、残り15分、スコア0-1で負けている時にPKのチャンスを得ましたが、キッカーのあなたが外してしまった時のことを考えてみましょう。

悔しさ、惨めさ、無力感、孤独感、のように湧き上がってくる感情に注意を向けます。

このときのポイントはこれらの感情のみに集中して注意を向けることです。

しばらくするとこれらの感情がなくなっているでしょう。

 

注意力が感情をコントロールすることに重要であることは科学的にも証明されています。

注意力の達人である、瞑想の熟練者は危機反応を司る、扁桃体が瞑想のみ熟達者に比べて活性化しなかったというデータがあるのです。つまり、注意力は自分が嫌な状況に置かれた(生存の危機)ときに巻き起こる、怒りや恐怖といった反応を抑えるのに役立ちます。

 

では注意力を鍛える方法とはなんでしょうか。

その最も簡単な方法は呼吸することだけに意識を傾けることです。

もし他のことに意識が向いた場合、その都度、意識を呼吸に戻します。

これを毎日2分、4週間やった人とそうでない人に分けて、思うようにいかないことに対してどう対処するかと質問したところ、このエクササイズをした人は自分の怒りにうまく対処できるようになったと答えました。

 

他にもポジティブシンキングを生み出す認知方法、人を巻き込む力と、その能力の見に付け方についても書かれています。ポイントは「思いやり」です。こちらの本も参考になるかと思います。

 

shm1450ykk6tan.hatenablog.com

 

グーグルのエンジニアの人が書いた本なだけに、科学的な証拠に基づいて書かれています。悩んでいる人にオススメの一冊です!

 

「日本人の優しさは同情を含んでいると思う」

日本人の優しさは同情を含んでいると思う。

 

例えば、2週間、誰とも話さない子供がいたら日本の小学校の先生はどうするか。

学校の先生は他の子供たちに彼女or彼と友達になれ、というのではないでしょうか。

 

しかし、本人がこの状況をどう思っているのかは聞いてみないとわからない。

もしかしたらその子は自分一人でも楽しいのかもしれない。空想遊びをしたりなど。

もしくは彼なりに友達を作るためにの計画をしているのかもしれない。

もしくは彼は周りの子供が嫌いなのかもしれない。

本人が助けてほしいと思っていない限り、他の人が彼を助ける必要はないと思います。

 

日本人は人に気を使うばかり、人の世話をしすぎているのではないでしょうか。

小学生も中学生も高校生も、大学生も、両親に気にかけられ、やりたいこと、できないことはなんでもお父さんとお母さんに「しょうがないなぁ」と言われながらやってもらって育つ日本人。

この愛情の中には同情や過保護が含まれています。

 

しかし、これは本当にその子のためになっているのでしょうか?

子供がある程度の分別を身につける中学生までは親のサポートは必要であると思いますが、それ以降は必要ないと僕は思います。

 

カナダの子供たちは昼飯は自分で作るし、皿だって自分で洗う。クラスから孤立した生徒がいても、可愛そうだから彼/彼女と友達になってやれとは言わないでしょう。それでも単語のボキャブラリーを増やしたいといえば、単語帳を教えてくれるし、休み時間に授業でわからなかったことを聞きに行けば丁寧に教えてくれます。

つまり、やりたいことを主張すればサポートしてもらえる環境があるのです。

 

これが日本と海外の決定的な違いだと思います。

主体性。

この部分を履き違えてるところが日本の教育の良くないところだと思います。

 

もっと生徒が何をしたいのかを問いただすことに時間を使ってほしい。

そしてどうしたらいいのかを一緒に考える存在であってほしい。

そのために3ヶ月に1回、生徒と面談をすべきです。

3ヶ月前の前の目標をどれくらい達成できたか、将来どうなりたいか、3ヶ月後の目標は何か。

 

生徒が目標を達成する力をつけるための教育が必要だと思います。

NO.35「LIFESHIFT 100年時代の生存戦略」

LIFESHIFT 100年時代の生存戦略、リンダグラットン著、アンドリュースコット訳を読みました。

 

今の20代の人たちの寿命は100年と言われています。

その間にAIが発達し、今ある多くの職業がなくなり、ブロックチェーンの発達によって紙幣を介したお金のやり取りの仕組みが減り、CtoCマッチングビジネスが発達していき、雇用の形態が変わります。

私たちが受け取る給与はこれからもどんどん少なくなっていくでしょう。年々低くなっている私たちの年間所得は1990年代よりも20パーセント低いそうです。とはいえ自由にはたらく場所や時間を選び勤務する人が増えるという側面もあります。何より、長寿化によって長生きすることができます。

 

では、長生きをする私たちがどのように生きれば人生を満喫できるでしょうか。

そのために大事なものをあげ、それらをどのように獲得し、維持するかについて本書では書いています。

 

①お金

お金はご飯を食べたり、家を買ったり、友達と遊びに行ったりする時に必要です。

仕事がどんどんと変わる私たちは仕事を得るために自分のスキルを磨くために使う必要があります。また高齢化が進む先進国では、今のお年寄りが働いていた時代に比べ、お年寄りを支えるために働いている若い世代の負担額が増えます。つまり、必要なお金の量が増えているのです。100年生きると考えれば、

ではどうやってお金を増やすのか。二つの方法があります。一つは金融商品の活用です。例えば年利3%の金融商品に投資すれば23年間で投資した金額が2倍になります。22歳に100万円貯金しておけば、45歳になる頃には200万円になっているわけです。

二つめに結婚している家庭であれば共働きです。共働きなら単純計算で資産は2倍になります。子育てに関しては自分の親や地域で育てる仕組みを活用することを勧めています。

 

②人とのつながり

人とのつながりは仕事を探すのに役立ち、生きる活力になりえます。これを獲得するための方法は会社のイベント、地域の自治会、大学の同期との集まりに参加などがあります。定期的に学生時代に仲の良かった仲間と集まることも活力を高める有効な方法であり、コミュニティを維持するために必要なことです。仕事での時間的、精神的なプレッシャーが強まるだろう今後は仕事を行う為のエネルギーがさらに重要になります。

 

③スキル

自分にしかないできない仕事がなければ企業との交渉力は弱いです。そのため給与が安く、非正規での雇用になります。スキルは使わなければ落ちますし、新しいものを獲得しなければ仕事がなくなります。どのスキルを捨て、どのスキルを磨くのか、を見極めながらスキルの為に時間とお金を投資しなければなりません。

 

まとめ

給与が減る、金銭的な負担が増える、職を得るための競争が激しくなるといった予測の中、お金をやりくりしていくことは想像以上に難しいことだろうと感じました。とはいえ長生きできるし、2つ、3つの職が経験できるのは単純に面白そうだなと思いました。

我慢することは多くなりそうですが、人とのつながりを大切に、計画的に行動していきたいです。

No.34「編集」

編集、豊田きいち著を読みました。

 

私は文章を読むことが好きです。

本を読めば新たな発見があります。

リズムよく頭の中に入ってくればここちいいし、その場にいたかのようにハッキリと情景が伝わる文章も、難しいことをわかりやすく説明してくれる文章も、こんな風には考えなかった!という新しい視点を与えてくれる文章も、人それぞれに視点があるからこそ面白いんだろうなと思います。

 

この本は小学館の編集部長を務めた著者が考える、「編集という仕事とは何か」がテーマです。これから編集者になる人、なりたい人、文章が好きな人に向けてのメッセージが詰まっています。中でも自分に刺さったのは四つです。

 

  • いい本当は売れる本である。売れる本とは解りやすい本である。
  • 自分の言葉を持て
  • こだわれ
  • 連想力を働かせよ

 

解りやすい本が売れる。肝に銘じます。「あー、わかる、この本おもろいわ」っていう風に思わせます。

著者曰く、多少わかりにくくなっても、自分だけのいいまわしを持った方がいいそう。

自分独特の世界観を伝えられる人間になります。

文章全体を読んでいて感じました。とにかく、やると決めたらやりきる。いつでもアイデイアは転がっている。

相手がその雑誌を見たらどう思うのか、をかんがえよ、ということです。新聞の折り目の真ん中に、綺麗な女優さんの顔が載るような広告を出してはいけません。

 

感想

自分が働き始めてからまた読みたいなーと思いました。この本を読んだ時の気持ちを忘れず、人が相手であることを意識して仕事をします。

 

 

 

 

 

No.33「サラバ」

「サラバ」2014年、西加奈子著、を読みました。

西加奈子さんは、誕生から2歳までイラン・テヘラン、小学1年から5年までエジプト・カイロ、それ以降は大阪で育ちました。海外にいた頃は毎日のように自宅でパーティーが開催されたり、路地の屋台に丸ごと吊るしてある鶏や、路地裏に捨てられた悪臭を放つゴミの山など日本ではありえない、様々な光景と出会ったそうです。

このような生い立ちから養われたのか、感受性が非常に豊かです。

エッセイの「この話続けてもいいですか」にて、花屋の花を取る、みすぼらしいおばあちゃんに感動した話を読んだ時には、驚嘆しました。

 

 

加えて目の前に起きている現象だけでなく、その裏を見透かしてしまうほどの鋭い洞察力があります。

サラバを読んでいると、西加奈子さんの感受性と鋭い洞察力を感じずにはいられません。

自分の感情に素直に読めばこの本から何かを感じることができると思います。

胡散臭いレビューですが、(笑)一度は読んでみても損はないかと。

きっとあなたも西加奈子の世界観に見せられるはず。